「いらっしゃいませー!」
園庭の砂場から元気な声が聞こえてきました。
たこ焼き屋さんの開店です。
「丸くて本物みたいだね。」
「おいしい!」
遊具を様々なものに見立てて遊ぶことを楽しんでいます。
こちらでは、アイスクリーム屋さんが開店しています。
「おいしいアイスがありますよー!」
「アイスください。」
年中組さんのお兄さんが買い物に来てくれました。
学年を超えたかかわりも楽しんでいます。
今日は園庭で昨日楽しんだ色水の続きをしました。
年中組が色水で遊び始めると周りで遊んでいた年少組の子たちが興味をもち、近くでじーっと様子を見始めました。
不思議そうに見ていた年少組の子に、年中組のお姉さんたちが「
お花をつぶしてきれいな色水を作るんだよ」
と教えてあげていました。
「お姉さんたち、何かすてきなものを作ってるみたい。なんだろう?」
年少組の子も一緒に色水を作り始めると、年中組のお兄さん、
お姉さんたちが色水に使う花が落ちている場所を優しく教えてあげ
ていました。
「ピンクのお花はこっちに落ちているよ」
「お姉さんに教えてもらってお花を見つけることができたよ!」
花がなかなか見付けられない年少組の子にお花を分けてあげる姿も見られました。
お兄さん、
お姉さんたちと一緒にお花をつぶしてきれいな色水ができました!
「私たちもお兄さん、お姉さんみたいなきれいな色水ができたー!やったね!」
色水以外の砂場でプールや池を作って遊ぶ場面でも年少組の子を仲間に入れてあげて一緒に作ったり、年少組の池作りを手伝ったりする姿が見られました。
異年齢の友達と遊ぶ中で、年中組はお兄さん、お姉さんなんだ」という意識をもちはじめ、年下の子への思いやりの気持ちが少しずつでてきています。年少組年中組の遊びの姿から刺激を受けて遊びの興味関心が広がっています。
2学期も遊びやさまざまな行事の中で異年齢の交流を深めて、子どもたちの人とかかわる力を育んでいきます。
オリンピックで日本が金メダルをとったことで、
印象に強く残った卓球。
子どもたちも実際の卓球の試合の様子や写真を見ながら
友達や教師と一緒に必要な物を考えます。
「ラケットは赤いところと黒いところがあるんだよ。」
「卓球のテーブルは確か青だったよ。」
「真ん中のあみあみ(ネット)のも作らなきゃ!」
その後友達と相談しながら作り、
本物のような台とラケットができました♪
「入った!1点ね!」
「4点で勝ちってことにしよう!」
ルールも共通にしながら繰り返し楽しんでいました。
パラリンピック競技として
最近ニュースなどでも目にするゴールボール。
「ゴールボールをやってみたい!」
と子どもから声が上がったとき、
ゴールボールを知らない友達もたくさんいるので
まずはルールの確認からしました。
「3人ずつであみあみ(ゴール)の前でボールが入らないように守るんだよ。」
「黒いのを顔に付けるんだよ。」
「ボールがどこにあるか音で分かるようにボールの中に鈴が入ってるんだって。」
その後、友達と協力しながら
必要な物を作りました。
ゴーグルの作り方も、最初に作った子が
後から作る友達に教えていました。
人数が揃ったら、ゲームスタート!
「よし、行くぞ」
「そっち守ってね!」
勝ったチームは同じチームの友達と大喜び、
負けたチームも諦めず「もう一回やりたい!」と
繰り返し行っていました。
最後には
「どっちのチームがどの国のチームかも決めてやりたい!」
「いいね!国の旗とかも作ろうよ!」
と、より本物のパラリンピックをイメージして、
翌日以降の遊びを楽しみにする様子が見られました。
遊びの中で、オリンピック・パラリンピック競技を
再現することを楽しんでいる5歳児うみ組、そら組、もり組の子どもたち。
今日は大きな画面でオリンピック・パラリンピックの様子を見ました。
「ニッポンがんばれ!」
「わー!!!1位だ!!!!」
本当に観戦しているかのように
興奮しながら見ていました。
実際のオリンピックやパラリンピックの競技の様子を全員で見ることで
より多くの子どもたちが興味をもち、
遊びの中で必要な物や本物らしい動きを
自分たちなりに考えています。